ビリから2番目の人に(ジョークとして)あげる賞がブービー賞です。
ブービーとは
ジョークとはいえ、なんでそんな賞があるんだろうと小学生の頃は思っていました。
で、成長すると「ブービートラップ」なんていう言葉も覚えるようになるんですね、子供は(笑)。
さぁ、この「ブービー賞」と「ブービートラップ」にはどんな関係があるのでしょう。
まず、ブービーを英英辞典で見てみましょう。
[booby]
a silly or stupid person
【ロングマン英英辞典 より】
an ignorant or foolish person
【コウビルド英英辞典 より】
ん?なんか「おバカさん」って感じ??
よくわかりませんが、とりあえずブービートラップを調べてみましょう。
ブービートラップ
[booby trap]
a hidden bomb that explodes when you touch something else that is connected to it
【ロングマン英英辞典 より】
A booby-trap is something such as a bomb which is hidden or disguised and which causes death or injury when it is touched.
【コウビルド英英辞典 より】
ブービートラップっていうのは、自軍に対して攻撃してくる敵に対して張っておく罠のようなもので、武器には見えないようになっているのですが兵士が油断してさわってしまうと爆発したりする武器を使った戦術です。
ただ、最初に調べた「おバカさん」がひっかかるようなトラップというのが語源というわけではなく、カツオドリ(booby)をとるために漁師が使った罠のことだとか、諸説あるようです。
なぜビリから2番目がブービー賞?
じゃ、なんでビリから2番目がブービー賞なのさ?ということになるわけですが、まずは英英辞典を見てみましょう。
[booby prize]
a prize given as a joke to the person who is last in a competition
【ロングマン英英辞典 より】
The booby prize is a prize given as a joke to the person who comes last in a competition.
【コウビルド英英辞典 より】
ん~、こちらは、ビリだった人にジョークとして贈られる賞とあります。
ビリから2番目じゃないじゃん!
これはたぶん、狙ってビリをとるのは簡単なので最初からビリ狙いっていう小賢しいおバカさん対策なのでしょうね。