helpとrescueとsaveの違い そしてバンドエイド

さて、タイトルにあるとおり、help と rescue の違いについて英英辞典を開いてみようと思います。

意味としては、どちらも「助ける」という意味ですね。

まずはhelpの意味から

[help]
to make it possible or easier for someone to do something by doing part of their work or by giving them something they need
【ロングマン英英辞典 より】

If you help someone, you make it easier for them to do something, for example by doing part of the work for them or by giving them advice or money.
【コウビルド英英辞典 より】

人が何かをやるときに、その一部を手伝ったり、必要なものを提供したりすること。

あなたが誰かを help することによって、その誰かさんがやろうとしていたことができるようになるっていうことなんですね。

レスキューは「助ける」ではない

では、次にrescueを見てみましょう。

[rescue]
to save someone or something from a situation of danger or harm
【ロングマン英英辞典 より】

If you rescue someone, you get them out of a dangerous or unpleasant situation.
【コウビルド英英辞典 より】

こちらには danger だの harm だのといった単語が出てきましたが、そういった「良くない状況」にいる人を、その状況から救い出してあげるということになります。

ですから、災害に遭って閉じ込められたりしている人を助けるのは rescue です。

これで同じ「助ける」でも help と rescue では使う場面が違うということがわかります。

殺されそうになったら?

でも、例えば密室で殺人鬼に襲われているときには、help!!! ですよね。

rescue は、どちらかというと堅苦しいというか、日本語にすると「助ける」というより「救助する」って書く方が近いように思います。

命の危険が迫っているようなときに、そんな小難しい単語は使っていられないので、簡単な help を使うのだろうなと思っています。

それでは save とは?

ところで、rescue の説明文に出てきた save も「助ける」という意味で使われます。

ファイルを保存するっていう意味で使われる場面の方が多いのかもしれませんが、せっかくですのでこれも調べておきましょう。

[save]
to make someone or something safe from danger, harm, or destruction
【ロングマン英英辞典 より】

If you save someone or something, you help them to avoid harm or to escape from a dangerous or unpleasant situation.
【コウビルド英英辞典 より】

こうやって見てみると、save は help よりも rescue に近い気がしますね。

save とか rescue が使われているときには、ちょっと差し迫った状況なんだな・・・と思いながら文章を読めればいいと思います。

他にはないかな?

「助ける」という意味合いで使われる単語は他にもありそうです。

私の場合、すぐ思いついたのは aid なのですが、aid といえば BAND AID です。
80年代にロックスターたちが集まってできたチャリティプロジェクトの名前なのですけれど、「誰が集まったんだったかな?」と思って「band aid」と検索してみたら、絆創膏のバンドエイドが出てきました・・・

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