ゴート札を覚えていますか?

ルパン三世の「カリオストロの城」という映画はあまりにも有名です。

宮崎駿監督の手がけた作品の中でも名作といわれています。

冒頭でルパンが大金を盗み出すのですが、それが本物同然(本物以上?)ともいわれる偽札の「ゴート札」であることに気がついて・・・という話でした。

この「ゴート」とはなにかというのが今回のテーマです。

goatとは

早速英英辞典を見てみましょう。

[goat]
an animal that has horns on top of its head and long hair under its chin, and can climb steep hills and rocks. Goats live wild in the mountains or are kept as farm animals.
【ロングマン英英辞典より】

A goat is a farm animal or a wild animal that is about the size of a sheep. Goats have horns, and hairs on their chin which resemble a beard.
【コウビルド英英辞典より】

動物ですね。
頭に角があって、あご(chin)には長い毛があります。
そして急な丘や岩を登ることができます。

野生として生きているか、農場で飼育されていると・・・。

角がある動物はたくさんいますが、あごに長い毛があるといえば「ヤギ」ですね。

チーズもあります

コウビルド英英辞典には、こんな見出しもありました。

[goat cheese]
Goat cheese is cheese made from goat’s milk.
【コウビルド英英辞典より】

ヤギのミルクから作られているチーズです。

そういえば紋章にも・・・

さて、ルパン三世がゴート札の秘密を明かそうとして乗り込んでいったのがカリオストロ公国なのですが、ここであのクラリスと出会います。

クラリスはカリオストロ家の女性なのですが、彼女が受け継いだ指輪にはカリオストロ家の紋章が刻まれていました。

これが「ヤギ」の紋章でしたね。

カリオストロの紋章がヤギであることから「ゴート札」と呼ばれるようになったのだと思いますし、先ほどの説明文に出てきたようにヤギといえば急峻な丘や岩をイメージします。

これって、カリオストロ公国のイメージと似ていませんか?

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