アンパイアとレフェリーの違い

私はあまりスポーツ中継を見ないのですが、スポーツには必ず審判が必要です。

野球では審判とかアンパイアっていいますが、サッカーはたぶん審判。

ボクシングとかレスリングだとレフェリーだと思います。

でも、アメフトにはアンパイアもレフェリーもいるんですよね、確か。

これ、英英辞典ではどう書かれているのか、ちょっと見てみましょう。

まずはアンパイアから

[umpire]
the person who makes sure that the players obey the rules in sports such as tennis, baseball, and cricket
【ロングマン英英辞典 より】

An umpire is a person whose job is to make sure that a sports match or contest is played fairly and that the rules are not broken.
【コウビルド英英辞典 より】

obey というのは「従う」という意味です。

選手がルールを守れるようにする人ですね。

こんな審判は嫌だ

野球の審判って本当に大変らしいです。

殴りかかってくる監督もいるし、試合が終わってから文句ぶぅぶぅいう監督もいるし。
最近は少なくなったようですが、昔は乱闘騒ぎなんか日常茶飯事でしたし。

バッターが打ったボールなんかについ当たってしまっても、文句一つ言えないし。

でも、なんというか、人間味溢れるゲームができるのは、もしかしたら審判も人間だからかもしれませんね。

これが全部機械任せになって、「今のは0.03ミリベースから外れていたからボール」とか、「ランナーがベースを踏むほうが0.02秒早かったからセーフ」とか言われたらつまらなさそう。

レフェリー

さて、ロングマン英英辞典には「refereeも見てね」とあります。

出てきました、レフェリー。

[referee]
someone who makes sure that the rules of a sport such as football, basketball, or boxing, are followed
【ロングマン英英辞典 より】

The referee is the official who controls a sports event such as a football game or a boxing match.
【コウビルド英英辞典 より】

referee と umpire の違いはいったいどこに・・・。

個人的には、referee の語源は refer にあると思われることから、「選手から参照される人」つまり「選手から見て指導的な立場にあって、試合のジャッジを下す人」ではないかと思っています。

逆にumpireは、あくまでも客観的に試合のジャッジを下す人ではないでしょうか。

野球のアンパイアは、とにかく試合中に起きる一つ一つに判断をしますよね。

アウト、セーフとか、さわったとかさわってないとか。

でも、ボクシングのレフェリーって、選手に「おいおい、ちょっと待て待て、離れろ」とか「おい、まだやるか?よし、やれそうだな、じゃ再開!」みたいな感じですよね。

最終ラウンドまでいったときも、他の人が勝ち負けを判断しているし。

そう思って検索してみたら、umpire の語源は古フランス語の「裁定者」「対等ではない人」ということのようです。

プレイヤーとは違う次元で試合を裁定する人。

どうでしょう??

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